東南アジアでのビジネスニュース

更新日:2014-03-12 10:13:17

東南アジアは長い年月の間、世界経済の主流から外れていましたが、現在では海外の投資家によく知られた存在になりました。

世界的な金融危機で景気が低迷している欧米・中国やインドなどをよそに、東南アジア諸国連合はここ数年の間で大きな発展を遂げてきました。

マレーシアやタイでは製造業が発展し、フィリピンではIT業務が世界でもトップクラスになる等と成長を遂げてきましたが、対世界でのバランス関係がうまくいかなくなり、欧米や中国の景気停滞に伴い、リーマンショック後の世界経済の中高成長した東南アジアでも輸出が減少するなど主要な輸出品目である資源の国際価格が下落し、不安が広がっています。

当初東南アジアの将来性に希望を抱き投資した外国投資家は、東南アジア経済の先行きに対する見方が変わってくれば資金を引き揚げることになり、そうなれば東南アジアの通貨・株式市場は大きな痛手になります。

しかし東南アジアの資産バブルが崩壊しそうだと言われる中、現在の所大きな資本逃避はおきておらず、他に良い投資先もない事から楽観的な意見もあります。

欧米の返すあてもなく銀行からの借金が膨張した不動産バブルとは違い、東南アジアへの投資を行ったのは、民間投資家の自己資金によるものが主で、万が一バブルが崩壊しても、銀行や政府が巻き込まれる不安は少ないとみられています。

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